着物と防寒

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 冬に着物を着て出かけると必ずと言って良い程言われるのが「寒
くない?」です。森博嗣氏も京極夏彦氏と会った日のことを「着物
で寒そう」ってMLAについ最近書いておられました。

 着物って胴は厚い布をぐるぐる巻きで洋装よりずっと暖かいし、
コート着てショール羽織って、足袋とタビックス重ね履きして、着
ている私はそれほど「和装だから寒い」という印象はありません。

 おそらく皆成人式に羽織やコートを着ずにあのフワフワ襟巻だけ
で外出して寒かった時の印象から言ってるんだろうな、と思ってい
ましたが、他にも何か着物姿に「寒そう」という印象を与えてしま
うポイントがあるのではないかとふと思いました。お洒落というの
は自分のためだけではなく周囲の人へのエチケットでもあるし、真
冬にいくら自分が寒くなくっても端から寒そうに見られてしまうの
は本意じゃないな、と対策を講じてみました。

 まずは半襟。私は白襟が好きで一年中白の半襟で通していたので
すが、真冬に襟元の白が寒々しいのでは、と思い濃い色の襟(手ぬ
ぐいですが)をつけてみました。

 そして洋服よりも無防備なそで口をカバーするため肘まで来る長
い手袋をしてみました。どうでしょう。この上に別珍のコート着て
マフラーして出かけます。これで「寒くない?」って言われなくな
るかな~?