2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

クミン風味のスペアリブ

皆様スパイスのクミンって使いますか?うちは母菊が在日インド人奥様 直伝のインドカレーをたまに作るので昔から常備しているスパイスだった のですが、カレーに使うものという固定観念があって、他の料理に登板し たことはありませんでした。 クミン風味の…

穴子の佃煮

スーパーで買った穴子の蒲焼きが余っちゃいました。安物なのでつい適当 にラップかけただけで冷蔵庫に雑に放置したらかっちかちに。以前ならこ まかくきざんで穴子雑炊にしたところですが今年の私はちょっと違うぜ! なぜなら実山椒が冷凍してあるから! 穴…

妖女のねむり 泡坂妻夫

何を読んでも頭に入ってこない時ってありませんか?出来るだけ読みや すそうなものと思って手に取るものの、道尾君も駄目、島荘も北村さんも 倉阪さんも甘栗少年も駄目だったある夜。ふと手に取った泡坂さんはスル スルと内容が頭に入って来たのです。 表紙…

インテル、入ってる!

先日我が愛機、PowerMacG4のHDDが臨終しました。HDD交換して古 い環境を復旧させるか新しいの買うか迷ったけど、復旧したところで8年 選手なので相当古いOSで、もはやたいしたこと出来ないし...。 MacBook Pro買っちゃった。 買ってから数日、びっくりし通…

にわか大根 猿若町捕物帳 近藤史恵

表題作「にわか大根」が素晴らしい!哀しい事件のやるせない空気は文 学的ですらあり、近藤さんの底力を感じます。ラストの巴之丞の台詞にシ ビレました。上手いこと言うよ~~~!!この人は~~~! 今作のゲストはお駒さんの従姉妹のおふくちゃん。近藤さ…

屍の命題 門前典之

なっかなか事件が起こらなくて危うく挫折しかかりましたが後半はどん どん進みます。 キタキタ!キタコレ! 当たりじゃないすか?挫折しなくて良かった! こういう展開は考えんでもなかった。でも、どうしてもそれだと最後に 辻褄が合わなくならね?と思った…

粘膜兄弟 飴村行

前の二作に比べると随分骨格がしっかりした、という印象。その分勢い が落ちたとか笑いがパワーダウンとかインパクトが弱いとか、マイナス面 の変化もあるけれど、それを補って余り有る完成度の上がりっぷり。私は とても満足、堪能しました。 全編通して兄…

人形の部屋 門井慶喜

面白かったー!主夫である元旅行業界人の父と娘つばめちゃんの連作ミ ステリ。壊れたアンティークドールの謎も花言葉蘊蓄たっぷりの「お花当 番」も良かったし、つばめ家出の巻も、丁度「この年齢でこんなに仲良し 親子ってどうよ」と思いかけた矢先だったの…

玻璃の天 北村薫

何度トライしてもいまいちピンと来なかった北村薫。漸くこれ!という ものに出会えました。このシリーズ、いいわあ〜! 昭和初期のお金持ちのお嬢様英子とお抱え運転手ベッキーさんが謎を解 く短編集。知的好奇心旺盛でおませな英子も可愛いし、ベッキーさん…

【保存食】自家製ちりめん山椒

毎年うっかり時期を逸して買いそびれるものがあります。今年こそはと スーパーで注意深く登場を待ち、すかさず買い求めました。 小粒でピリリと辛い実山椒! 実を茎から外して塩茹でにし、水にさらしてアク抜きをして、よく水気 を切って冷凍保存します。 と…

電氣人間の虞 詠坂雄二

タイトルを電氣人間の虜(とりこ)だとずーっと思っていましたら、正 しくは虞(おそれ)でした。とりこになっちゃー困るわな、と苦笑しなが ら読み始めましたが、登場人物達が皆電氣人間に夢中なのでとりこでもあ ながち間違ってはいないなあ。笑。 もうち…

午前零時のサンドリヨン 相沢沙呼

日常の謎、学園物、恋愛風味、と私の守備範囲ではない単語がずらずら 並ぶ本書。唯一守備範囲なのは鮎川哲也賞という部分なのだけれど、これ またなんとも鮎川賞っぽくない一作なのでした。 探偵役の高校生マジシャン酉乃がものすごく魅力的。まずマジックと…

ダブル・ジョーカー 柳広司

相変わらずのクールなスパイ小説っぷりにしびれた...。 前作がお気に召した人達必読の第二弾。内部からではなく、外側から見 たD機関が描かれています。 せっかく前作であれだけのセールスをたたき出したのにこんなに地味な 続編を書いちゃって、よく角川が…