2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ホーリィ&ゴースト―ブギーポップ・アンバランス 上遠野浩平

はあ、予測してはいたけれど、これまたやはり一冊読んだだけでは何も掴めな い。殺竜シリーズもソウルドロップも色々なモヤモヤを抱え込んだまま、それで も何故わたしは上遠野さんのシリーズものに手を出してしまうのか。 掴めないんだけど掴めないことが面…

実山椒の佃煮【保存食】

時々ちりめん山椒を作ります。回を重ねるごとに山椒の風味がもの足りなくな り、ちりめんに対しての山椒の比率が増えて行きました。そうしてついには「ち りめん要らなくね?」という域に達したのでありんす。 (↑ちょっとまだ『JIN-仁-』の余韻が尾を引いて…

火蛾 古泉迦十

この本は何度図書館で手に取っては棚に戻してきただろう。 メフィスト賞は基本的には読む姿勢なので気になってはいたものの、パラっと めくると漂うイスラムな雰囲気に腰が退けてなかなか(十年も)読めなかった本 書。最近メフィスト系作家さんの集まりがあ…

さよならドビュッシー 中山七里

主人公が女子高生という予備知識と可愛らしい色合いの装丁からてっきり流行の 高校生探偵によるゆるい日常の謎系かと思っていましたが、いきなりの壮絶な展 開で驚きました。今まで良さがわからなかったり挫折続きだったりで自分とはと ても相性の悪い賞とい…

カリカリ小梅を漬けました【保存食】

毎週お取り寄せしている長野の野菜の中に小梅が!わー!きたー!カリカリ小 梅は待ったなし。他にやらなきゃいけないことがあっても読みたい本があっても 全部中断!メールの返事もブログ巡回も後回しで梅仕事です。 よーく洗ってアク抜きしたらヘタを取って…

スリープ 乾くるみ

あああ、全然見破れなかった!そういうことか!どうにもこうにもつじつま の合わない展開に、まさかの夢落ちか?と疑ってました。そりゃあないよね、 乾さんごめ~ん。^^;面白かったです。夢落ちじゃありませんので皆様ご安 心を。 平成叙述の雄、乾くる…

グリーンアスパラガスのグラタン

アスパラ料理第二弾。グラタンを作りました^^ 耐熱皿に下茹でしてカットしてクレイジーソルトを振ったアスパラを並べて、 茄子ミートソースとホワイトソースを重ね、チーズを乗せてトースターで焦げ目 がつくまで焼きました。 んふふふふ~。これは美味し…

まろうどエマノン 梶尾真治

ほんのり良い話だった...。じーん。 バタ臭いファンタジーかと勝手に想像していましたが、舞台は日本の田舎で物 語も和風でした。地球に生命が発生してから現在までのことを総て記憶している というエマノン。山下和美の『不思議な少年』みたいな存在なのか…

グリーンアスパラガスのアーリオオーリオペペロンチーノ

アスパランラン♪ 大好きなアスパラ。いつも一瞬で食べ切っちゃう数本の束しか見かけないのに 珍しくずっしりどーんと沢山束になったものを見つけました。グラタン、ムース ポタージュ、沢山のアスパラが手に入ったらやりたい料理は山ほどあった筈なの に、保…

昨年の栗の渋皮煮【保存食】

毎年作る栗の渋皮煮。タッパーに入れて冷蔵庫で保管して一週間から十日程は 楽しみます。が、甘さ控えめなのそれ以上長くは保たない。徐々に酸味が出て来 ちゃいます。(木の実と砂糖なのでそのまま発酵が進むと栗のお酒が出来そうな 雲行き)もう少し長く保…

今年も仕込みました!らっきょう、梅酒、梅漬け【保存食】

六月は保存食マニアには忙しい季節です。横着ダラダラ余暇が大好きな私も さすがにここ数日はこまめに働いた! まずはらっきょうを二キロ塩酢水で下漬け。十日程漬けたら根と頭をカット して甘酢なり醤油なり好みの味で本漬けします。って口で言うのは簡単だ…

ドライカレーとゼブラのステンレスフードキャリア【弁当箱】

今日はミッフィー、明日はミスドと弁当箱をとっかえひっかえしていた時代も ありましたが、曲げわっぱを買ってからはわっぱ一択になりました。私はもとも と汁漏れしそうなものは入れないので、大抵はわっぱでまかなえるのですが何種 類かどうしてもわっぱの…

聖女の救済 東野圭吾

図書館サイトで「貸し出しの多い本」を見ると、上位20作中9作がひがぴょん なんですよ。この多さ、尋常じゃない。 人気の秘密はやはり面白さと読み易さ、そして掴みの早さでしょう。本書も2 ページ目から登場人物達の会話は本題に入り、5ページ目で犯行の決…

名探偵に薔薇を 城平京

こ、こ、こ、これは面白かった!なんで鮎川哲也賞逃したの?この年の受賞は 何だったんだ?あー、『未明の悪夢』か。私は本書の方が好きだけどな...。 これ続編出てないの?勿体ないなあ。魅力的で良い探偵なのに。いかにもなベ タなキャラなんだけど全然そ…

命に三つの鐘が鳴る Wの悲劇'75 古野まほろ

警察小説であっても、スピリットは本格なのです。 平成本格の申し子(勝手に命名)古野まほろの新刊は警察小説だと言う。えー 大丈夫かいな、と気乗りせずに読みましたが、とっても面白かった!『群衆リド ル』よりノレたわ。 おなじみ二条氏が新人だった頃…