2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

はなまるレシピの放っておくだけチャーシューを作ってみました

常日頃チャーシューには悩んでいました。ラーメンに入れるだけではなく、弁 当にチャーシュー丼を作りたい。でもスーパーで売ってるものはどうも安っちい ハムっぽくて美味しくない。とはいえ作るのもちょっと面倒。オーブンで焼くの がいいのか、煮るのがい…

空想オルガン 初野晴

おなじみハルタとチカが日常の謎に挑みつつ吹奏楽部でコンクールを目指し、 草壁先生を狙う(まとめすぎ)ハルチカシリーズが早くも3作目となりました。 ひとつひとつの作品の、そして連作短編集としてのミステリ的、小説的満足度 は上々。特に『ヴァナキュ…

太陽が死んだ夜 月原渉

先日感想を書いた『ボディ・メッセージ』と鮎川哲也賞を同時受賞した作品。 この回はレベル高かったね。どちらも良く出来ていて面白かった。 第二次世界大戦、ニュージーランド捕虜収容所での日本兵の死と全寮制のミッ ションスクールでの女子生徒の死、そし…

【映画】ブラック・スワン

こっわーーー! ストーリーに対して何の予備知識もなくバレエが好きなので観に行ったら思いの ほか怖くてビビリました。何度もびっくん!ってなった。終映後「あんたびビビり すぎ!」とお連れさんから突っ込まれている若い女子がいたけど「や、怖いて!ビ …

キング&クイーン 柳広司

チェスものか~~~!!いまいち知識もないんだな~。どうしよう。と思った けれどチェスがわからなくても大丈夫。とてもオーソドックスな手法の謎解きで した。 チェス蘊蓄も読み易いし邪魔にならずに面白く、ミステリとして良質でありな がら柳さんの作品…

龍の館の秘密 谷原秋桜子

これ、舞台は京都にする必要があったんだろか。京都に行ったいきさつが強引 だった。何もそんなに無理して京都に行かなくても...。 毎回おかしなバイトをすることになる美波。今度のバイトは托鉢。た、托鉢っ て、バイト?なんじゃそりゃ!なんでもアリなん…

ベイジン 真山仁

ぶ厚い上下巻だけれど改行多めで文章も読み易くスルスル一気にいけます。想 定した程の時間は全然かからないので、興味はあるけれど厚さに尻込みしている という人は是非トライすべし。 北京オリンピックに沸く中国での原発建設に奔走する日本人技師と党要人…

2011年5月 新橋演舞場 夜の部

?H3>籠釣瓶花街酔醒 あれ?夜の部はこれと舞踊だけ?短い?と思ったら普段は割愛される部分を加 えてのロングバージョンでした。 なーるほど!というあばた面になった因果と名刀籠釣瓶の来歴がわかる発端。 物語の流れとして重要な意味合いを持っているけれ…

花散らしの雨 みをつくし料理帖 高田郁

いつも料理に萌えたり格好良い男性キャラに萌えたりしていたこのシリーズ。 今作は澪の小松原さまへの想いにスポットが当たっていて、きゅんきゅん切なく なりまくり!高田さんは本当に巧い!やられたよ! 本書の一話目でいよいよふき坊が登場します。ふき坊…

いちご大福と美味しんぼ症候群

栃木のお友達に会いに行った際、しもつけ道の駅でとちおとめのいちご大福を 買いました。 パックを開けた瞬間、うわっといちごの良い香りが!やわやわもちもちのお餅 も旨いしあんこの甘さと苺の甘酸っぱさも素晴らしいバランス。口の中があんこ と餅でモッ…

八朔の雪 みをつくし料理帖 高田郁

この物語は良い男が一杯出て来るね~!頼れる源斉先生、いつも窮地を脱する きっかけとなる一言を与えてくれる小松原さま、言葉数は少ないけれどあたたか い人柄がにじみ出ている伊佐三も、花魁あさひ太夫に仕える又次も誰のファンに なったら良いのか迷う位…

牛トマ ー牛薄切りとトマトのさっと炒めー

トマトがだいぶお安くなってきました。暑いのが苦手なので季節は秋冬が好き なのですが、野菜が豊富で美味しいという点でこれからの季節は楽しみです。 今年一発目のトマト料理記事は牛肉とトマトで牛トマ炒め。 オリーブオイルで牛肉の薄切りと乱切りにした…

火の接吻 戸川昌子

あまり失敗したくない気分だったので綾辻・有栖川復刊セレクションから。 こりゃあいかにも古くさい!でもギリギリ古さとして楽しめる粋に達している かな。十年前だったらとてもじゃないけど古さがこっぱずかしくて読めないノリ だった気がします。中途半端…

天使が開けた密室 谷原秋桜子

このシリーズ面白いんだけどさ、なんだか複雑な気分なんだよね。主人公の母 親が自分より年下なのよ...。 アラフォー女のぼやきは置いておいて、アルバイト探偵美波シリーズ。以前他 の作品を読んだ際に誰が謎解き役なのかわかりずらくて迷ったんだけど、結…

ボディ・メッセージ 安萬純一

面白かった!これは当たりだ。一気にぐわっと読めました。 日本人が外国を舞台に外国人を主人公にして書くのって難しいんです。不自然 に翻訳調な文体になってしまったり何かムズムズする様な座りの悪さがあったり するものが多い。本作はそれほど気にならず…

のり弁【弁当】

弁当界では定番ですが私は滅多に作らないのり弁。何故かというといつもおか ずにしっかり味付けしてしまうのでそこに醤油味の海苔が乗ったご飯は味が濃い のです。弁当三種の神器のふりかけを使わないのも同じ理由から。 むしょうに食べたくなったので久々に…

掏摸 中村文則

初読の作家さんです。このミスだったか本ミスだったか、年末のミステリラン キング本で気になったので手に取ったのですが、あんまりミステリではなかった なー。 犯罪小説の体裁をとっていながら、かつ文体も翻訳もののハードボイルド系を 狙っていそうな、…

あこがれの弁当

私の弁当作りのバイブルともいうべきあこがれている弁当が三つあります。本 日はそれをご紹介したいと思います。 http://ecx.images-amazon.com/images/I/515Q5BRHMML._SL160_.jpg アマゾンで見る 一つ目は森鴎外の妻志けが歌舞伎に行く際娘の茉莉に作らせた…

想い雲 みをつくし料理帖 高田郁

鱧だよ、鱧!鱧喰いてぇなぁ~~~!!! またしてもシリーズものを途中から読む適当さを発揮。ですが本シリーズは漫 画版を読んでいるので人物相関図は把握しています。茶碗蒸しとか金柑の蜜煮と か漫画で少し前に読んだ料理が過去のこととして台詞の中に出…

短劇 坂木司

坂木さんの短編集。ここまで一つ一つが短いとショートショート集って言うの かな。 面白い!これは良かったです。坂木さんといえばハートウォーミングな優しい 物語を書く人というイメージ。私は生来後味が悪かったり毒があったりする物語 が好きなので坂木…