2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

2010年7月 新橋演舞場 昼の部

観劇したのは月の前半なのですが今まで感想を書かずに放置してしまい ました。どうも歌舞伎座が閉場してから燃え尽き症候群気味。演舞場に行 くのにあの廃墟の様な歌舞伎座を目にしなければならないのも歌舞伎から 足が遠のきがちな要因かも。 名月八幡祭 深…

沖縄の珍味『チラガー』

はじめて沖縄に行ったのは小学生の頃。シークワーサージュースとソー キそばがとても気に入りました。その後沖縄にも行ったし東京の沖縄料理 屋に行ったりもしてゆし豆腐やフーチバジューシー、タコライス、ブルー シールアイス等沖縄グルメでフェイバリット…

ミステリ魂。校歌斉唱! メフィスト学園

目次を見て嫌な予感がしたんですよー。浦賀和弘の『三大欲求(無修正 版)』と矢野龍王だもん。でも三雲岳斗が読みたくて、短編集とかアンソ ロジーとかの一話だけ読む、というのが出来ない律儀なタチなので全部読 みました。 ?H3>無貌の王国 三雲岳斗 期待…

浮遊封館 門前典之

あれれれ。面白さがわからなかった...。 本作が話題になっていたのでこの作家さんに興味を持ち、『屍の命題』 『建築屍材』と読み進め、満を持して本作に!という流れだったのに『屍 の命題』の方が面白かったよ。 蜘蛛手探偵があまり出て来ないのも間が持た…

ゆで卵のぬか漬け

可愛い可愛いぬか床ちゃんが目出たく二周年を迎えました。 ?H3>二周年記念企画『ゆで卵のぬか漬け』 某ぬか漬けコミュで賛否両論のゆで卵。ぬか床が硫黄臭くなるというコ メントもあったので、卵用にぬか床を丼一杯分取り分けて使い捨て床にし ました。この…

茄子のキーマカレー

夏はやっぱりカレー!ジャガイモや人参もいいけど夏は夏野菜のカレー が食べたい!暑いのが苦手で四季で夏が一番嫌いだけれど、野菜が美味し いのは私にとって唯一の夏の良いところ。 挽肉とみじん切りにした野菜を塩とカレー粉、ウスターソース等で炒め た…

街の灯 北村薫

良い!とっっっっても良いですね、このシリーズ! 昭和初期のお嬢英子とお抱え運転手ベッキーさんの連作短編。黙ってい ても蝶よ花よと扱われ何不自由なく暮らせるであろう英子がわざわざ謎に 突進してゆくのが面白い。 そして英子を謎解決に導くベッキーさ…

摘みたてバジルとフレッシュレモンの塩ラーメン

サッポロ一番塩ラーメンを作ろうとしてふと「そういえばバジルレモン の塩ラーメン美味しかったなあ」と思い出しました。以前モラタメでお試 し購入した夏季限定商品です。今年も出てます。でも、今日はとりあえず 買い置きの普通の塩ラーメン、とお湯を沸か…

湘南ランナーズ・ハイ 倉阪鬼一郎

著者近影がマラソン大会で走っている写真なので、本気ランナーである ことは想像に難くない倉阪さん。私も最近ノロノロ走り始めた初心者ジョ ガーなので、大会初出場レベルの市民ランナーをテーマにした本書はとて も楽しく読めました。 大会へ向けての、そ…

【保存食】かりかり梅漬け

今年は庭の梅が実をつけなかったので梅干しも梅酒も作っていないので すが、青い中梅が少し手に入りました。これは是非ともかりかり梅にした い。ご飯のお共ではなくお茶うけとしてスナック的に食べられる「梅しば」 風がいいなあ。 梅干しを失敗したことは…

本格ミステリ館焼失 早見江堂

いつもシリーズものを順不同で読んでしまう私。過去それで失敗も多い けれど、本シリーズは逆にそれが功を奏したかもしれません。シリーズ初 作の本書も何も知らずに読めば地雷でも、そういうものと心づもりをして 読めば「ぎゃはー!そうだった!このシリー…

建築屍材 門前典之

作者は建築業界の人なのですね。壁に死体を塗り込めて隠すというどこ かで見た様な隠匿方法は不可能だ、という説明はなるほど納得しました。 いやあ、でもアレはね、アレで面白かったんだよ。まあ、古いネタはさて おき、その他にもややこしい建築用語が出る…

エクステンド 鏑木蓮

面白かった!過去の事件との二重構造も良いし、いい人なのか悪い人な のかわからないあの人の存在にも悩まされました。取り調べの駆け引きも 「え、そこで引いちゃう?もっと押した方が良くね?」とハラハラしなが ら楽しめました。 主人公が上滑り気味なの…

甘栗と戦車とシロノワール 太田忠司

周囲でも評判の良い甘栗少年のシリーズ二作目。甘栗少年って背が高い のね。表紙絵のせいか小柄なかわいい感じの少年をイメージしていたよ。 先生がどういう人なのかがわからず、なぜ彼がそんなに入れあげるのか と不思議に思いつつ読み進めましたが、最終的…

最上階ペンタグラム 南園律

何の期待もしないで読んだためかなかなか面白かったです。が、カバー 折り返しにある「着せ替え探偵」という惹句はちと言い過ぎか。表紙でも 主人公らしきキャラがナースコスプレしてるし、もっと色々な制服職業に 乗り込んでゆくのかと思ったら、そうでもな…

仮面幻双曲 大山誠一郎

舞台は昭和二十年代。双子の弟が整形手術を受けて別の顔になって自 分を殺しにくる、と身辺警護を依頼してくる兄。序盤を読んだだけで期 待が大きくなってしまういかにも自分が好みそうな設定。 謎解きは細かく考えられていてなかなかの良作ではありますが、…

球体の蛇 道尾秀介

これまでの流れをご存知ない方のために軽く説明しておきますと、私は 道尾氏と相性が悪い事を自覚、公言しております。デビュー作の「背の眼」 こそ気に入ったものの、その後何を読んでもその巧さに感心はするものの それほどノレず、道尾道からは撤退、読ん…

乱れからくり 泡坂妻夫

「11枚のとらんぷ」では洒落た手品蘊蓄で魅せてくれた泡坂さん。本書 は玩具メーカー一族が舞台なのでからくり玩具蘊蓄がたっぷり楽しめます。 自分の想像力が追いつかないからくりもあり、実際のブツを見てみたい、 と思いました。 男言葉で喋る肥った女探…

ジーン・ワルツ 海堂尊

理恵さん過激やわ。海堂さんじゃなくて久坂部さんを読んでいると錯覚 する様なアグレッシブな内容。面白かったので一気読みしちゃったけれど、 読んでいてとても疲れました。 理恵の行動の過激さは、この問題を社会問題と捉えればこそ行き過ぎと 感じるけれ…