あ...そ、それはあなたの食べるためのものでは... 「ムシャムシャ、シャキシャキ、もぐもぐもぐ....」 あーーー、遅かった...。 ま、いいか。美味しそうに食べてるし。

疲れた...。これまた気前良く殺人事件がいっぱい起こったもんで す。シリーズ３作目ですが、一冊目でKillerXの正体は一応明かさ れているので、正体がわかったうえで本書では登場人物の誰が KillerXに当たるのかを考えながら読みました。こう書くと「なんだ …

面白かったです。私は「半落ち」や「クライマーズ・ハイ」より 本書の方が好き。三億円事件と高校生のテスト問題盗難、高校教師 殺害、とこのページ数では盛り込みすぎとも思われますが、これが 処女作ならではの濃さだと思いました。意外性のないラストです…

夏物の草履を買いました。 そんなに一夏のあいだに何度も着物を着るわけではないのだけれど こういう季節感は大切にしたいなあ と思ったので。

あら、珍しい。普通ですよ。普通。鯨統一郎はいつも変わった作 品を書く人なので普通だとその作品は「鯨的には異色？」と感じて しまいます。 「平和の章」と「殺戮の章」に分かれていて、こういう場合大抵 は平和の章が動きがなくてかったるいものですが、…

ついに読みまっしたっ。噂の問題作、六とん２。これを知らない 方にどう説明して良いやら。六枚のとんかつ、というこれまた不思 議な作品集がありまして、それの続編なのです。１を読んでいなく ても本作を読むのに別に支障はありません。ただ１を知らない人…

失敗したーー。この本自体は失敗ではないんですが読むタイミン グを間違えました。読んだばかりの貫井の「悪党たちは千里を走る」 とシチュエーションがそっくりでした。頭の中で二つの作品が混 ざって大混乱。 最近大人気の様で、ブログでも書店でもやたら…

唄に見立てられた数々の殺人事件を間暮警部が持ち前の美声で歌い ながら解決します。鯨氏の他の作品に例えるならば「庖丁人轟桃次郎」 系短編集です。轟〜系、というのは”同じ様な話が続く”という意味。 どれもこれも同じパターンなんです。読み終わってみる…

三つ目の演目はいよいよ亀治郎の八百屋お七。最初に亀治郎がお 七をやると聞いた時から数カ月、楽しみに楽しみにこの日を待って いました。期待が高まりすぎるとえてして「それほどでもなかった なー。」なんて思ってしまうものですが、亀治郎は大丈夫。期待…

「やっと訪れた青春」「結末は圧倒的感動」という煽りに不安を 感じていたのでほっとしました。もしかして、八木君と純菜の関係 が進展しちゃう？八木君は鬱々悶々とするからこそ八木君なのにな あ...。しかも感動モノ嫌いだし。はたまたファミレス襲撃犯が…

面白かった〜。久々に心底楽しみました。都合の良すぎる展開も あったけど、でもいいです。楽しんだもん。最後の方ではあと数十 ページで彼らとお別れしなければならない事が寂しかったもん。こ 難しい社会問題を扱っていたり、何かを示唆したり、暗喩だった…

五月の半ばに観た演舞場夜の部。何故こんなに感想を書くのが遅 れてしまったのかというと、三つ目の演目、松竹梅湯島掛額が強烈 すぎてその前の二つの演目の印象が飛んでしまったのです。ようや く五月末に出た演劇界７月の記事を読んで記憶を補填しつつ感想…

翼ある闇で銘探偵メルカトル鮎と推理合戦を繰り広げた名探偵木 更津悠也とワトソン役の香月実朝が活躍する短編集です。短編集の 体裁をとっていますが、私はこれは一つの長編だと思いました。木 更津と香月の関係性、香月の、引いては麻耶氏の探偵哲学が随所…

てぬぐいが大好きです。歌舞伎を観ていると小道具としてあちこ ちにてぬぐいが出て来るので欲しくなるんですよ。はじめは歌舞伎 座の売店で役者さん所縁の文様のものをちょこちょこ買ったりして いたのですが、京都の永楽屋細辻伊兵衛商店や代官山のかまわぬ…