2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ピータンと豆腐の中華サラダ

最近料理ネタが少ない桔梗書房。もともとは読書ブログなので読書日記 中心でも良いのですが、料理もご好評頂いていたのでちょっと寂しい。 何故って3月から禁酒ダイエットを始めて、毎日だった晩酌を週一にし たのです。そうしたら、料理がいまいちふるわな…

猿若捕物帳 寒椿ゆれる 近藤史恵

登場人物が皆魅力的!キャラが立ちすぎて、事件が霞んだわー。 主役の千蔭はもちろん八十吉もいい。でも、何と言っても本書で素敵な のは花魁梅が枝とおろく。近藤さんの描く賢い女性はとてもいい。これは 大抵の男性作家が下手な部分なんだよねえ。森博嗣の…

粘膜人間 飴村行

第二作である『粘膜蜥蜴』でまさかの星4個超えをつけてしまった飴村 さん。デビュー作である本書も堪能しました〜〜〜。 この人は凄いですね。類い稀なる才能だと思います。エログロ凄惨残酷 を描いてもどこかあっけらかんとしていてユーモラス。こんなホラ…

クリスマス黙示録 多島斗志之

こわ! 学生時代好きな作家を問われればスティーヴン・キングと答えていた私 なので、気持ち悪くない怖いだけのホラーなら平気なつもりでいたのです が、それは今からモダンホラー読むよっ、と心づもりをして読むから平気 だったのですね。非ホラーだと思っ…

ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎

やはり伊坂さんは文学的。ストーリーとしては青柳君、逃げる逃げる逃 げる、なので他の作家さんが書いたらドキドキパニックスピーディーノベ ルになりそうだけど、そうはならないところが伊坂節。要所要所で物語は 他の登場人物へと分岐したり過去へ戻ったり…

数学的帰納の殺人 草上仁

数式や図形バリバリの硬派な理系ミステリが読みたいな〜、と思って手 に取りましたが、それほど図形は出て来ませんでした。^^; かの事件以来嫌と言う程色々な人が書いて来たカルトもの。主人公の友 人が信者で、という設定なのに読んでいるうちに皆信者に…

サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ 大崎梢

うんうん、やっぱりこれだよね。 おなじみ大崎さんの成風堂書店事件メモシリーズ。第二作ではまさかの 長編で若干コケちゃった?感がありましたが、三作目は無事短編集として 戻って来てくれました。 謎解きの力の入り具合からもページ数を鑑みても表題作「…

あれから 矢口敦子

早見江堂からという反則な入り方をしましたが、中の人、矢口敦子も気 に入ってます。 面白くて読み易くて一気に読めました。面白かったけれど、都合良すぎ でしょうか。現在と過去でなぜかみーんなうまいこと繋がってる。笹本が 主役二人とここまで密接に関…

粘膜蜥蜴 飴村行

はうああああああっっ!す、凄いものを読んでしまった! うすうす皆様も気付いてはおりましょうが、わたくし読書に癒しは求め ておりません。ピリリと辛口スパイシィでガツンと毒の効いたとびっきり のイッちゃってる火傷しそうなあっつあつの文学を日々求め…

2010年5月 新橋演舞場 夜の部 その二

?H3>助六 海老蔵が新之助時代に初役で助六を演じたのがここ、新橋演舞場でした。 初々しく危うい助六はあの時限りの瑞々しさに満ちていて今でも鮮やかに 甦ります。あれから10年経ったのだなあ。その後の襲名公演では助六とい う存在を畏れていない彼の成長…

2010年5月 新橋演舞場 夜の部 その一

歌舞伎座から演舞場へとバトンタッチ。歌舞伎座が團十郎の助六で終わ り、演舞場が海老蔵の助六から始まるなんて、松竹も粋なことするじゃな いの、といつもの様に三越でお弁当を仕入れ、東銀座に向かいました。 歌舞伎座の前を通ってびっくり。先月の賑々し…

サーモンとブロッコリーの二色テリーヌ【フードプロセッサー】【パーティーメニュー】

フープロを買って以来我が家の定番となったサーモンのテリーヌ。いつ も適当にその時買ったサーモンを1パック丸ごと使って作るので多かった り少なかったり。今回は丸く作って放射状に切ろうと丼に入れて蒸したも のの、思いのほか生地の分量が少なくて薄い…

晩夏に捧ぐー成風堂書店事件メモ(出張編) 大崎梢

短編だと思って手に取ったら実は長編でした。大崎さんの長編は「片耳 うさぎ」で挫折経験があるので心してとりかかりました。 ある書店の幽霊騒動の謎を解くために招聘された杏子と多絵。幽霊と聞 いて周囲の人達には思い当たる事がある、いわくつきの書店だ…

【保存食】出遅れたけど今年も味噌を仕込みました!

本来は寒い時期に仕込むものですが、今年は冬場諸事情により時間がと れず、気付けば5月。どこかのサイトに一年中仕込めると書いてあったの を信じてあわてて味噌の仕込みです。 昨年はお試し、ということで家中の大豆の在庫をさらったのでかなり古 い豆も…

100人館の殺人 山口芳宏

次が出せるのか、最後の締め切りかも、等弱気発言を(確信犯的?)呟 いている山口さん。このレベルでコンスタントに出せれば充分だと思うの だけど、やはり増刷→次回作が出せる、というのは難しいなことなのだ。 主人公にすら作中で「そんな馬鹿な」と言わ…

傷跡 矢口敦子

「償い」系と早見江堂系との中間的なノリの一冊でした。 「償い」系だと思って油断して読んでいたら、結構「ぎょへ〜っ」とい う部分があり楽しめちゃいました。やっぱりこの人、ちょっとやらかした い願望がある人なのでは。 あの人の父が重要な役割を果た…

タマネギとベーコンのキッシュ【フードプロセッサー】【オーブン料理】【パーティーメニュー】

キッシュを焼きました~~~。 タルト台はフープロで作りました。粉とバターをガーーー、ではなくて ガッガッガッ、と細かく回してすり混ぜます。サラサラの粉バターフレー ク状になったら少量の水を入れてガッガッと数回まわすととこのように生 地がまとま…

サブウェイのシーフードアンドクラブ風カニカマサラダ

皆さんサブウェイのサンドイッチで一番お好きな具は何ですか〜〜?? 私は昔の期間限定メニューだったスーパー辛口チキンが一位かなー。あ とはケイジャンチキンとかスパイシーイタリアンも好き。マヨ系ならツナ がメジャーだけれどシーフードアンドクラブも…

≠の殺人 石崎幸二 【しら菊の猫でもわかるミステリ用語解説付き】

ミリアとユリ、ちっちぇーな!あ、注目するところそこじゃない? 過去に読んだ石崎作品の中では一番良いのでは?(何故疑問形)いつも この人の作品にはイラっと来るのですが今回は会話のあとの「誰某が言っ た」も気にならずにすらっと読めました。私が慣れ…