2006年総括ー歌舞伎ー

 2006年は1月3日の浅草から12月24日歌舞伎座までめいっぱい歌
舞伎を観ました。

 まず印象的だったのは亀治郎。一月浅草の六変化にはじまりパル
コ歌舞伎での疾走、五月演舞場での八百屋お七、九月歌舞伎座の桜
丸、どれも強烈な印象を残す素晴らしい舞台でした。八百屋お七
是非もう一度観たいです。2007年は大河ドラマ出演で浅草歌舞伎に
出ないのが本当に残念。

 そして五月は團十郎復帰という嬉しいニュース。團十郎のいない
歌舞伎座が何と寂しかったことか。その存在の大きさを再確認した
一年でした。

 とっても大きくなったのが菊之助。着実にいわゆる「若手」とい
う括りから一抜けの感があり、もう菊五郎梅幸になって菊之助
菊五郎を襲名してもいいんじゃないかと思いました。松禄襲名は早
すぎて名前の方が重く感じましたが今の菊之助を観ていると名前が
軽く感じます。襲名に向けて実力は充分。もしかして歌舞伎座建て
替え後に盛大に父子ダブル襲名かな?

 亀三郎が巡業巡業でほとんど東京にいなかったのが残念でした。
07年はもっと歌舞伎座に出て欲しいです。逆に東京で最多出演?と
思う程出ずっぱりな印象の松也。女形が多かったので07年は立役が
観たいです。海老蔵、松禄、菊五郎、その他菊五郎劇団の面々、い
っぱいいっぱい楽しませてくれて有り難う。07年ももっともっと楽
しみたいです。