やっぱり最後は
菊五郎の世話物よね~!とかなり楽しみにしてい
たのですが、今回の6演目のなかで一番残念な出来でした。
普通
菊五郎でしょ、という部分に
團十郎を持って来て、(思わず
筋書も刷りまちがう違和感キャスト。無理も無い。)うまくはまれ
ば面白い試みだったのでしょうが。私が観たのは月初めだったので、
まだ台詞も入っておらずテンポが悪く、キレもなかったです。以前
観た時は面白かったのになあ。世話物に「キレ」は大事...。
左團次の大家と
團蔵の悪役は良かったです。
團蔵に至ってはこの
役ぜったい
團蔵しかやっちゃ駄目!と思えるはまりっぷり。
いや~、ほんと、もう、他の幕がどれも良かっただけに、この権
三と助十が残念です。でも総じてとっても楽しめて、東京からわざ
わざ来た甲斐が充分ありました。二日間こってり歌舞伎を満喫して
大満足です。