2008年 2月 歌舞伎座 夜の部 その一

 対面ってお正月の演目というイメージ。2月は三人吉三が観たいんだけ
どなー。「こいつぁ春から~」ってね。

?H3>寿曽我対面

 幕が開くと、なんだか寒々しい。あ、工藤の衣装が白いからですよ。白
鸚追善なので白くしたそうです。

 梶原兄弟(親子?)に松島屋兄弟キター!!やっぱり亀蔵タンは麿より
赤面でしょう!「笑お~かぁ~!だはははははぁ~!!」の部分が最高~!
この時代もののわざとらしさが大好き~!!

 亀三郎久々の白いお顔キター!!!玉太郎と対になってきっちりおさめ
ています。何十回も言ってるけど本当に声が美しいよ~。(あ、普通に間
違った。玉太郎は松江になったのでした。)

 橋之助が十郎。この人は五郎も十郎もどちらも出来そうな個性。自分よ
りも格上の役者さんのお兄さん役とは難しそう、と思いましたが違和感あ
りませんでした。五郎を立てた控えめの演技なのか印象が薄いだけなのか
観劇歴10年弱の私にはわからず。三津五郎の五郎は大仰になりすぎずパ
リっとした小気味良さがありました。化粧坂小将の孝太郎は立ったり座っ
たりの度に「ヨッコイショ」とアフレコしたくなる動きが気になるけど、
まあ、衣装が20キロあるそうだし、そこは大目に見るか...。

 全体的に大人しめな印象の対面でした。

?H3>口上

 そうか、ここに松緑が連なるのか。血縁関係ややこしいな。あとはひた
すらに雀右衛門翁が心配になる口上。幸四郎の話は面白かった。

 その二に続く