2008年 3月 歌舞伎座 夜の部 その二

?H3>江戸育お祭り佐七

　どうやら坂東亀兄弟や松也たんの「鳶」ご一行が台詞もないうえに出も
少ないらしく、ミクシィの亀兄弟応援コミュで「弟は見えたけど兄を見逃
した」というような書き込みが..。ここで見逃したら五月のコクーンまで
何を心のよりどころにして過ごせばよいのかわからない！なんとしても亀
三郎を観るぞ～！とものすごい気合いで挑みました。

　見逃したという方はおそらく一階席から観ておられたのでしょう。我が
三階席からは前列の亀寿、松也たんはもちろんのこと、後列にいた亀三郎
もよお～く見えました。ヨカッタ。

　前の幕では「やっぱり團様の隈取が江戸歌舞伎だよなあ～」って思った
んですが舌の根も乾かぬうちに「いやいや、菊五郎劇団の世話物こそが江
戸歌舞伎だねえ～！」って思っちゃいました。喧嘩の仲裁に入る権十郎の
ちゃきちゃきした格好良さ。敵役團蔵様の美しくスタイルの良い佇まい。
時蔵さん演ずる芸者小糸の佐七を想う気持ちにもキュ～ン。もちろん萬次
郎さんや松嶋屋ご兄弟も活躍。これこれ。これだよぅ～。

　既にかなり満足の心持ちだったのですが、ここで大物仁佐様登場。やっ
ぱり格好エエなあ～。昼の郭文章のちょこまか走りも観たいな～。色男っ
てこの人のためにある言葉だ...。

　そして若手の鳶達がまた格好良くって美しくって眼の保養。松也たんの
HPでも写真を拝見しておりましたが巳之助君が大人になってておばちゃん
ビックリ。キリリと眼力のある青年になってました！もともと芝居がとっ
ても巧い子役だったのでこのビジュアルが加わって、今後どんなに素敵な
舞台で楽しませてくれるのかと想うと垂涎です。

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