人狼城の恐怖 第二部 フランス編

 う〜わ〜。全然真相の予想がつきませんよ、私...。

 人外のモノにさんざん言及したりジプシーの占い師を登場させたりして
るけど、実はきちんとロジカルな本格トリックなのですよね?双子の城と
言ってるけど実は城は一つ、とかドイツ側にいるとみせかけて実はここは
フランス側、とかそのテでもなさそうだし。ドイツとフランスで事件が起
こった時代は違う?あるいは年齢の近いテオドールとローラントが同一人
物?とか色々考え散らかしてます。現場の見取り図がある殺人とない殺人
があるのは何故?あの見取り図は意味あるんだろうなあ...。

 城にたどりつくまでが長いフランス編。その城到着以前で語られる物語
も面白いので、テンポ悪い、とか冗長といった感じは受けませんでした。
次は誰が襲われるのかが気になってフランス編もあっという間に読了。
う〜、いよいよ探偵編じゃ〜、蘭子さん登場か〜。

 星4個。