2010年4月 歌舞伎座 第三部 その二

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 通い慣れた3階席からの眺め。

?H3>助六(その二)  その一はこちら

 はい、助六さんですよ〜。團十郎助六、私にとってこれを超える歌舞
伎は存在しないと言い切ってしまいましょう。最高峰のキングオブ歌舞伎
です。今の團十郎と同じ時代に生きられたことを本当に幸せに思います。
この華やかさ。格好良さ、おかんの前でしおしおになっちゃう面白さ。海
老蔵の助六は格好良いけど、團十郎助六は愛おしいキャラクタなんだな
あ。最高です。

 ぎゃぼ〜〜〜!くゎんぺらにニザ様〜〜〜!どんだけ豪華なんだ!

 ぎゃぼ〜〜〜!福山のかつぎに三津五郎!どんだけ以下略。

 ふう。これで大御所は出揃ったのかなあ。もうひと息ついても良い?

 ぎょえ〜〜〜!そっか!白酒売が菊五郎だったんだ!もう脳内大混乱。
一挙に凄い役者ばっかり観すぎて私の脳の処理のキャパシティを超えまし
た。舞台のどこに集中すりゃ良いのかわからん。目が泳ぐ。

 ひょえ〜〜!田舎侍が市蔵亀蔵兄弟だ〜〜!これは嬉しい!いいなあ。
このお二人も大好きだ!

 もう、もうこれで出揃ったよね?落ち着いていいよね?と思ったらまだ
だめ押しがありました。

 通人が勘三郎!!

 この通人には驚きました。勘三郎だもの、笑いで落として来るんでしょ
う?と思ったのですが、否!歌舞伎座への愛あふれる「さようなら」に泣
かされてしまったのです。まさか助六で通人に泣かされようとは!

 後半を狙って取り損ねては元も子もないと思い、前半に観劇しました。
楽日の助六を観る方、羨ましいです。通人の台詞に何か変化がありそうで
すよね。