浅草歌舞伎 第二部 その一

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 私が馬鹿でした。甘かった!新年3日。浅草歌舞伎に行くから早
めに行ってついでに浅草寺で初詣...。なんて軽い気持ちでいた
らとんでもない。ものすごい人出で仲見世の途中でお参り断念です。
三社祭位の人出をイメージしていたけど遥かに初詣の方が混むんで
すね。しかも一日じゃないのになあ。

 遠くから手を合わせて甘酒飲んで。さあ、気をとりなおして浅草
歌舞伎、第二部です。

 年始のご挨拶は男女蔵さん。緊張のあまりか、亀治郎さんのこと
を「中村亀治郎さん」と連呼。ワタクシ二階席から「い・ち・か・
わ・だ・よ〜」と念を送りましたが届かず、最後まで中村、でした。
きっと勘太郎さんと七之助さんを言い間違えない様に、と気にして
いたので頭の中が中村になっちゃったんだろうなー。(笑)

 一幕目は仮名手本忠臣蔵獅童の定九郎印象的でした。獅童はふ
だんテレビや映画で拝見していると歌舞伎の人という感じがしませ
んが、いざ歌舞伎の舞台に立つとほんの一瞬の出でもぴしっと歌舞
伎の人になります。格好良いです。海老蔵の鬼気迫った凄みのある
「五十両」も良いのですが獅童の若干押さえ目の「五十両」には凄
みの中に厭世観が感じられて良いと思いました。

 勘太郎の勘平と七之助のお軽はまだまだ習った通りに真面目に演
じています、といった印象。初々しくて良いですね。勘太郎は途中
冗長かなと感じる部分もある位丁寧に演じていました。これがだん
だん回数、年齢を重ねるごとに練れてきてメリハリが出て来るのを
観るのもまた楽しみなんです。

 明日のその2へ続きます。