鳥飼氏は昆虫の専門家だそうな。ああ、なるほど、という昆虫雑
学満載の
「擬態」が一番面白かったです。
タイトルから本格サイドの作品かと思っていましたが、ああ、こ
れ、「痙攣的」系統なのか。「的」なのね。
脱力系の表紙画にまずやられ、(今クレジットを見たらなんとア
ランジアロンゾだったのことよ)「変態」の増田の超越推理に腰が
砕け、
「擬態」のオチに来た来たー!と
喝采。「形態」へ突入する
時にはもう、何が来ても驚かないよ。と覚悟を決め。読了時は「も
う終わっちゃった..。」と一抹の寂しさ。でもこれ、人に勧めるの
はちょっと勇気要ります。
星3.5個。