2007年6月 国立劇場 歌舞伎鑑賞教室

 6月亀三郎が博多座と聞いて真っ先に「鑑賞教室の解説のお兄さん
は誰が??」と思ったら、嬉しいことに弟亀寿君にお役が回って来
ましたよ。一時は博多に兄を追いかけて行くことも考えましたが来
歌舞伎座で同じ興行がかかるので大人しく東京で弟君の解説を楽
しんで兄亀三郎の帰りを待つことにしました。

 花道より走り出てきた亀寿、浅葱色の紋付が爽やかです。佇まい
が凛々しくて素敵。この兄弟は本当に声がいいなあ。ちょっと固い
気もしましたが30分みっちり亀寿を観られて幸せ〜。

双蝶々曲輪日記・引窓


 本編は引窓。とっても面白くて好きな演目です。今回孝太郎さん
扇雀さんという関西系のお二人。孝太郎さんって不思議ですね。
お父様にはない不思議な雰囲気をお持ちです。つい郭言葉が出てし
まうシーンが魅力的でした。扇雀さんも初役とは思えないさすがの
巧さで魅せます。

 鑑賞教室、一等席でも歌舞伎座の三階A席よりお安いですし、お
勧めです。