軽井沢殺人事件 内田康夫

 さすがに三冊目ともなると、だいぶ自分の浅見像が出来つつあります。
辰巳拓郎や高嶋弟、違うな〜〜!!クールさに欠けてもってりしすぎ〜!
私のイメージに合うのは沢村一樹榎木孝明だな。中村俊介は可愛すぎて
ちと頼りない...。

 陽一郎お兄ちゃんが出て来ましたよ。兄弟の関係、お互いをどう思って
いるか、この二人の持ちつ持たれつな間柄が権力を持たない光彦が捜査を
進めて行く上で重要なキーとなっているのですね。

 内田作品は実在の場所がリアルに出て来ます。本書はバブリーな時代の
軽井沢の空気、匂い、喧噪等が描かれていて懐かしく楽しめました。

 事件..。は登場人物が多くてややこしかった。何故このシリーズは登場
人物一覧を付けてくれないんだろう。県警の人だか本庁の人だか公安の人
だかわかんなくなっちゃって難儀しました..。序〜中盤を雑に読み流した
私が悪いのですが。さて、これで三冊消化したので「浅見光彦殺人事件」
に行ってもいいかな。もう一冊位何か読んでからにしようかな。

 星3個。