2008年 6月 博多座 昼の部 その二

?H3>梅雨小袖昔八丈　髪結新三 　
　前日から続く重要演目の連発に脳内満タン、疲労気味だったので印象に
あまり残っていない髪結新三。今回あまりにも豪華で濃厚なラインナップ
に博多遠征を決意したけれど、やっぱり息抜き用の薄い演目って必要だ...。

　菊五郎と松禄のこの組み合わせは二度目か三度目。双方得意とする似合
いの役柄で観る側もリラックス。菊之助のお熊もとてつもなく可憐。この
演目は登場人物が男ばかりなので女形さんの使いどころがないのだけど、
だからと言って時蔵さんが手代忠七で登場したのには驚いた。勿体ないっ
ちゃー勿体ない様な...。

　左團次家主は本当に面白い。強欲なんだけどコミカルで魅力的。この味
を男女蔵さんにも出せる様になって欲しい。そしてここでも大活躍で猛烈
に格好良しなのが弥太五郎團蔵。「今日はこれきり〜」の切り口上という
素敵な演出で疲労しながらも気持ち良く博多座を後にしました。楽しかっ
た！本当に楽しかった！けどちょっと疲れたよ...。

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