探偵小説のためのヴァリエイション 「土剋水」 古野まほろ

 私が予約4番目で、あとにも予約が入ってるので少なくとも区内に5人は
まほらーがいるぞなもし〜。

 もう誰も話にノってくれないかもしれないまほろ新作。(Tりょうさん
もお忙しそうだしなあ。)陰陽師コモとカルタ名人あかねの事件簿。前作
で普通のラノベに?と感じた印象は綺麗に払拭され、天帝臭がぷんぷん。
コモがメルシとか言うし無駄ルビも復活!しかも二段組で字がみっしり詰
まってるので天帝より薄いくせに読むのにめっさ時間かかる...。

 メインのストーリーの方は、ちゃんと読めば面白いのかもしらんが細か
い伏線が多すぎて謎解き時まで覚えていられないため感慨薄。(何冊も併
読する私もいけないのだが。)検証されてもはあ、そうですかー。そうい
えばそんなこともあったっけかなー。終了。やはりまほろの面白さはディ
ティールに有り。

 百人一首好きの私にはとても面白かったのがカルタ試合のシーン。

 「In」
 「入ったーーーーーーーーー!!!!」
 「Hitow」
 「はいっーーーーーーーーーー!!!!」

 「いに」とか「ひとわ」で札を取っても臨場感がないわけです。カルタ
名人はそこまで読まれるコンマ何秒か前に取るから。それをどう表現する
か、って日本語で書こうとしなければいいのだ!なるほどな〜。

 星3個。

 そして、巻末に、おそるべき、いや、待ち望んだ(?)情報が...!


 次作予定    「天帝のみぎわなる鳳翔」キターーーーーーー!
 
https://book.blogmura.com/bookreview/img/bookreview88_31.gif
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ(文字をクリック)