2009年　1月　国立劇場　その二

　成駒屋御一行様。寛子、よく産んだ！という橋之助ジュニアが勢揃いの
舞踊。成駒屋さん安泰だなあ。三人もいるんだもんなあ。一人別の分野に
進みたいと言いだしてもまだあと二人いるんだもんね。（すぐそういう事
を考えてしまう。＾＾；；）

　珍しいことに伴奏が山田流の箏曲です。最近あまり話題にしていなかっ
たので御存知ない方も多かろうかと思いますが、わたくし小学生の頃から
17歳まで山田流のお琴を習ってましたので、久々に耳慣れた懐かしい音色
を堪能いたしました。

　橋之助与五郎が超格好良い！！若さに最近少し渋さも加わって垂涎の色
男っぷり。対する三津五郎与兵衛も落ち着いた大人の魅力で攻めて来ます
よ。このお芝居の遊女都は与五郎の方が好きなんだけど、私だったら二人
の間で揺れちゃうよ〜！この色男くらべは選べない！＾＾；

　福助さん（どうもこの人だけは呼び捨てにすると靴下屋さんをイメージ
しちゃうので敬称をつけてしまう）はおぼこい可憐なお早さんも良かった
けどやっぱり遊女都が色っぽくて素敵。

　脇では芝のぶお虎が良かったです。可憐でキリリとしていて。音羽屋中
心に観ている私にはあまり観る機会のない人なのですが...。

　お正月に派手ででっかい團十郎十八番と色男競演という取り合わせがと
ても良かったです。さてさて、今年はこのあとどんな演目が観られるので
しょうか。地方遠征はあるかな。名古屋も久々に行きたいなあ。全ては亀
兄弟のスケジュール次第なのでした...。＾＾