2009年 3月 歌舞伎座 夜の部 仙石屋敷(幕見)

 三月は観劇予定がなかったのですが、用事を終えて東銀座で乗り換え。
せっかくだからちょっと寄り道して歌舞伎座拝んで帰ろうかな、と地上に
出たら、丁度幕見の係員が「お待たせしました〜、次の幕のチケット販売
しま〜す」って言ってました。グッドタイミ〜ン!次が何の幕だかも把握
しないまま最後尾に連なりました。

?H3>元禄忠臣蔵・仙石屋敷

 真山青果か〜。地味だな。歌舞伎というより時代劇っぽい。台詞ばかり
で音楽がないのは寂しい。やっぱり浄瑠璃長唄で聴かせてこそ歌舞伎。
となりに外国人カップルがいたけど退屈したのでは。もっと華やかな歌舞
伎をお見せしたかったです。無念。(見ず知らずの人達だけど)

 まず目立ったのが梅玉サマ。キリリっとしていて品格と風格があって素
敵。市蔵さんも光っていました。この人の声と台詞回し、好きなんだ〜。

 主役のニザ様はとても地味で「あれがニザ様?なんかいつもと違う??
こんな声だっけ?」と我が目を疑う。お得意の色気や華やかな恰好良さを
封じたニザ様、もっと近くで観たかったなあ。たぶん渋くて良い芝居をさ
れていたと思うのですが、幕見席、オペラグラスなしではよく見えず...。

 若手が〜。わらわらいるのだけれど、やはりここも見えず。確定出来た
のは巳っくん。あと、は、アゴのラインからたぶんあれがオメさんで顔の
長さからあれが亀鶴かな〜、レベルでした。幕見席からでも充分楽しめる
演目も沢山あるのですが(猿之助の四の切なんかは超盛り上がれる。)こ
の演目は動きも少なくてちょっときついかも。^^;

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 幕見席へ向かう階段もあと何回昇れるだろうか。