2009年 5月 歌舞伎座 昼の部 その二

?H3>加賀鳶

 鳶達の勢揃い恰好良い〜!!好きな役者さんがたーっくさん舞台に並ん
でいるのは壮観!一斉に法被を脱いで畳んで手に掛ける所作が素敵だった
なあ。め組の喧嘩も大好きだけれど、ホント歌舞伎の鳶の集団って最高!
若手の後から松島屋兄弟や團蔵さんあたりのベテランが出て来るっていう
のも良いですよねえ。また梅玉さんが素敵なんだ...。(ため息)

 後半の立ち廻りも楽しかった。菊五郎の笑いはいいなあ。東京人には菊
五郎のとぼけた味の笑いが上方の笑いよりもしっくり来ます。成田屋の隈
取り時代物と菊五郎の笑える世話物がセットになってこそ5月歌舞伎座
これが私が歌舞伎に求めるものです。

?H3>戻駕色相肩(もどりかごいろにあいかた)

 昼の部〆は菊之助と松禄の舞踊です。この頃になるとだいぶ疲れて来て
あまり集中出来ませんでした。三津五郎勘三郎コンビで踊ったら面白そ
うな演目。ちょっとまだこの二人プラス右近では間が持たない印象。

 

 それにしても今月は昼夜ともに長かったです。松竹の関係者は観客と同
じ状況であの狭い席で4〜5時間両隣りも人がいる状況で観劇したことはあ
るのでしょうか?腰も背中も相当痛いですよ。30代女性の私ですらこれで
すから、年輩者とか体格の良い男性などはもっと辛い筈。新歌舞伎座は座
席も広くなるとは思いますが、もうすこしタイトな時間割りを組んで欲し
いなあ。観劇してその後お茶したら休日が丸一日つぶれてしまうというの
も働く身にはしんどいです。