2009年11月 新橋演舞場花形歌舞伎 昼の部 その二

?H3>弥生の花浅草祭

 盟三五大切が濃かっただけにその後の踊り、ということでオマケ的な演
目かと気が抜け切った状態でボヤーっと観賞していたら、結構ボリューム
があって面白い踊りでした。

 名曲揃いだなあ!清元、常盤津、大薩摩。歌舞伎は生の邦楽が楽しめる
というのが魅力の一つ。ロックもクラシックも良いけれど、日本の音楽も
良いですよ!

 松禄と愛兄がいくつかの役に変化しながら踊ってゆきます。白いお髭の
松禄が山羊かと思いました。(すごく失礼)その後善玉、悪玉、通人、お
侍さん、と来て、あらま!石橋!?毛振り!ここで毛振りが観られるとは
思っていなかったので嬉しい驚き。愛兄も松禄もブンブン振りまくりの大
サービス。ベテラン役者の枯れた芝居も良いけれど、花形歌舞伎のこの若
さ!力強さ!元気が出ます。

 数年前までは若手公演である花形歌舞伎は歌舞伎座の本公演と比べて物
足りないものでした。三津五郎クラスが一人応援に入らないと締まらない
と思っていた。でも今月の演舞場は満足度が高かった!このランクの役者
達がそれだけ成長したってことなんですね。もう三津五郎の力を借りなく
ても大丈夫だよ〜!

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 帰りに撮った歌舞伎座。だって演舞場は写真撮っても面白くないし。