2010年 1月 国立劇場

?H3>旭輝黄金鯱(あさひにかがやくきんのしゃちほこ)

 水が滴る菊之助の尻!こいつぁ春からいいもん観たわぇ〜〜〜。

 のっけから品のない感想で失礼いたしました。お正月といえば菊五郎
国立です。やっぱり正月はこうでなくっちゃ!今年もサービス心溢れる名
舞台でした!

 おお〜!彦三郎ご一族勢揃いだ!萬次郎さん素敵〜!権十郎さん恰好良
い〜!寿君凛々しい〜!亀サブ兄さんも思っていたより出番多し。

 宙乗り、驚きました。そっから!こう来る!目の前まで舟がせり出て来
て迫力。でも菊五郎パパの宙乗りよりも菊之助の本水使いの立ち廻りが良
かったわ〜。前の方で水を浴びてる人が羨ましい。相当ハードだと思いま
す。肩で息をしていました。一か月毎日でしょう?大変だ〜。

 時蔵さんは美しどころを梅枝に任せてご自身は老け役。菊五郎も最近自
分よりも菊之助を前面に立てる局面が多くなって来た印象だし、劇団が世
代交代の時期にさしかかっているのだと感じました。

 菊五郎劇団総出演で賑やか。お祭りみたいな目出たいお正月。口上っぽ
いものが組み込まれていると良かったなあ、と言ったら贅沢すぎるか。私
にとっては観たい人が成田屋亀治郎以外は全員観られてとってもお得感
がありました。

 楽しみにしていた手ぬぐい撒き。今年は珍しく一階席なので取るぞ!と
意気込んだけれど、私の前で撒いてくれたのは田之助丈。あらら〜。三列
目位までしか届かんわいなぁ〜...。