2010年 3月 国立劇場 金門五山桐

 開演前に予習のため筋書を読んでいてテンションが上がりました。萬次
郎さんの蛇骨婆って何だ!笑!萬次郎さんの婆なんて良いに決まってます
よね!絶妙配役。

金門五山桐


 橋之助、大きいですね〜〜。歌舞伎を観るようになる前にテレビでおみ
かけしていた印象ではヤサ男タイプだと思っていたのですが、舞台では線
が太い人なのです。五右衛門とか曽我五郎とか鳴神上人とか粂寺弾正タイ
プ。役者さんとしても技術体力ともに充実しているし、お子さんに「お父
さんの五右衛門に毎日会えるのがうれしい」って言わせてしまう程素敵な
お父様でもある。三田寛子は良い人と結婚したなあ〜、って思っちゃいま
した。

 祝ご成婚の亀三郎も大活躍!舞台には亀三郎と捕り手のみ、という亀サ
ブオンステージな立ち廻りが二度もあるし、鷹が戻る巻き物を広げたり、
子成駒ズを連れて来たり、蛇骨婆とのやりとりも面白い。しどころ充分、
見どころ沢山。亀サブファンは見逃せない贅沢な舞台でした。亀三郎に大
きい役を!と願い続けた甲斐があった。(感涙)

 弟亀寿は傾城です。女形は三年ぶりなんだって。立役も女形もどちらも
好きだけれど、今月は出番が少なくて残念。

 種太郎君がイケメンになっていてびっくり。竹松君の舞台復帰も目出た
いです。^^

 歌舞伎座はバレエで言えばガラ公演の様に色々な演目の良い所だけ演る
ことが多いですが、国立劇場は通し狂言が多いです。どちらが良い、とい
う問題でもないのですが、今回ひとつの物語をじっくり観るって面白いな
あ、と改めて感じました。

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 海老蔵襲名を南座に観に行った時に撮った南禅寺です。



歌舞伎座のサイモンさんが本を出されました!あのおちついた物腰はホテ
ルマン由来なのですね〜。