2010年11月 新橋演舞場 夜の部 その一

?H3>逆櫓

 舞台に出て来たのが吉右衛門だとずっと思ってたら幸四郎だった。たま
たま大向こうも初心者っぽいかけ声だったので「やだーあの人間違ってる。
高麗屋じゃなくて播磨屋だよ」って思ってました。やはり姿も声も似てお
られますね。^^;

 正体を明かす頃になってようやく私も間違いに気付き、幸四郎幸四郎
らしく見えて来たものの、今度は碇のシーンが義経千本桜の大物浦の段に
そっくりで、あれ、今観ているのは何だっけ?とまたまた混乱。

 歌舞伎の立ち廻りっていうのは見た目重視で誇張されたものだとわかっ
てはいるけれど相手から奪った武器(櫓)をポーンと投げて返しちゃうの
はどうなのか。いや、そこは返さんだろう、こういう局面で!と思ってし
まいました。


?H3>梅の栄

 芝翫とお孫さんの舞踊という以外に特にコメントもない一幕。お琴は雅
だなー。とのんきに聞いていたら弾いていらっしゃるのが私がむかーしお
琴を習っていた流派の現在のお家元でした。そっかー、家元クラスになれ
ば歌舞伎にも出られるのね。

その二に続く