黒猫の三角 森博嗣

　おひさしぶりです。怒濤の忘年会週間で更新＆コメントへのお返
事が大幅に遅れました。やっぱり12月は忙しいね〜。というわけで
読書もいまいち進まないのでかなり前に読んだ本の紹介でもしま
しょうか。いえ、もともと森本（もりもと、ではなくもりぼん。）
に関して語りたくて立ち上げたブログなのでこれが本来の姿と言え
ましょう。

　基本的に刊行順に読むのが面白いと思っている森本ですが、本書
だけは、このシリーズの他の作品を読んでから読む方が面白いので
はないでしょうか。その方が騙された時の驚きやくやしさが多い様
に思います。良く出来てますよ。本当に初読時は仰天！でした。

　今読み返すとまだキャラクタがこなれてない、という感じがしま
す。紅子さんの言葉遣いなんかが特に。初々しいなあ。森作品とい
うとどうしても「F」が有名なのでS＆Mシリーズを思い浮かべる人
が多いと思いますが、Vシリーズもとても面白いので未読の方には
是非読んでいただきたいです。講談社は文庫の活字が好きでは無い
のでノベルスで出ているものは出来るだけノベルスで買いますが、
このシリーズは文庫の表紙が素敵なので文庫も欲しくて困っていま
す。

　星4個。

封印再度
女王の百年密室
θは遊んでくれたよ
すべてがFになる
有限と微小のパン
τになるまで待って