子羊たちの聖夜 西澤保彦

 訳あってタック&タカチシリーズ復習中です。

 本作はタカチがタックを助手に従えて推理を展開。事件と事件の
繋がり、解明へ至る道筋、ミステリとしてだけでも十分に楽しめる
良く出来た作品です。

 が、本書の一番の楽しみどころはタカチの抱えるものが明かされ
てくる所。彼女がこういう人なのも、ああ、そういう...。なるほ
ど、って。なーんか重いし後味もあんまり良くないけれど、これを
読んだら彼らから目が離せなくなります。タカチ萌え〜。確かに、
萌絵&犀川先生や安藤君と同じく今後が気になるキャラクタたちだ
わ、冴さん。はやく他のも再読して仕上げに依存を読みたいです。
依存がまた面白いんだよな〜。久しぶりに読んだけど、やっぱり面
白いわ。このシリーズ。

 星3.8個。