キララ、探偵す。 竹本健治

 ウヒハ!(←気に入った)

 ウロボロスシリーズにどっぷりはまって、丁度はまり明け、くら
いの時期に刊行された本書。「お〜竹本新刊〜!」と手に取ろうと
したらこの萌え系表紙..。恥ずかしさから言ったら買うのも借りる
のも一緒か?いや、「買う程じゃあないけどちょっと読みたいのよ
ね〜」という言い訳がきくからやっぱり図書館だ!でようやく図書
館で借りることが出来ました。

 アンドロイドならぬアンドロメイドキララが活躍するミステリ(?)
凶鳥で疲れてたのでサクサク読めて楽しかったです。続くんですか
ね?これ。キャンベルさんや光瑠がもっと活躍しそうでしなかった
ので、今後がまだあるのかな?と。

 ウロボロスの基礎論を読んでいるので「くだらなさ」の系譜の線
上にあるとみせかけて夢と現実の境界、とか昼のキララと夜のクラ
ラという深読み出来そうな設定が、という本書に違和感や戸惑いは
あんまりなかったです。ファンにはなかなか楽しめる一冊ではない
でしょうか。あれ、みんな引き気味なの?私は許容範囲内でしたよ。

 星3個。