レストア 太田忠司
いえね、太田作品、私もまだまだ制覇には遠く、エラそうに語れる程で
はないのですが、気に入ってる作家さんなのです。でもヤフーブログで書
名で検索かけても驚く程記事が上がって来ないんですよ。お付き合いのあ
るミステリブログでも取り上げられることが少なくって、なんでかなあ。
はないのですが、気に入ってる作家さんなのです。でもヤフーブログで書
名で検索かけても驚く程記事が上がって来ないんですよ。お付き合いのあ
るミステリブログでも取り上げられることが少なくって、なんでかなあ。
鬱病のオルゴール修復師雪永鋼の元に持ち込まれる壊れたオルゴール。 オルゴールの背後には持ち主の過去が、想いが、様々なドラマが秘められ ている。オルゴールを修復し、オルゴールにまつわる謎を解きながら鋼は 自己の心も修復してゆく...。
美しい。この静謐な空気感はどうだ。オルゴール修復というテーマの物
珍しさと鋼自身への興味で謎などなくても充分読ませるけれど、ミステリ
的にも凝ってます。「冬の不思議の国」の仕掛けは洒落てるな〜。ここで
読者の興味を一気に鋼の過去へ引っ張ってゆく流れも見事。連作短編集な
のですが、ちょっと足りない「もっと読みたい」と思わせる分量も憎い。
珍しさと鋼自身への興味で謎などなくても充分読ませるけれど、ミステリ
的にも凝ってます。「冬の不思議の国」の仕掛けは洒落てるな〜。ここで
読者の興味を一気に鋼の過去へ引っ張ってゆく流れも見事。連作短編集な
のですが、ちょっと足りない「もっと読みたい」と思わせる分量も憎い。
星3.8個。
べるさん、こんなかんじで。草の根活動します。(笑)