探偵小説のためのエチュード「水剋火」 古野まほろ

 ミステリ書く人って皆さん陰陽道がお好きですねえ〜。

 天帝だとか柏木君の噂話などは軽く出て来るものの、まほろ語はだいぶ
影をひそめて読み易い普通のラノベになってるぞなもしぞなもし〜。

 薄いしライトだし一日で読み終わるかも〜、と思った割に二日かかった
のは、天帝と違ってこちらが二段組だからか。トリックはどこぞのミステ
リやら漫画やらで読んだことのあるもので目新しさに欠け、予測もつくけ
れど、もはや定番と言っても良いネタなので、これはこれで、まいっか。

 もちろん天帝の鬱陶しいグダグダ酩酊ワンダーランドを期待していると
物足りないのですが、あかずの扉があって霧舎学園があるように、天帝が
あって本シリーズがあるということで。歌舞伎の台詞や百人一首が小ネタ
として登場するのも私にはツボでありました。うげら!あ、違った。ぞな
もし〜!

 次も予約済みだぜ!予約人数たった4人だけど!星3.2個。

 星3個かな〜、と思ったけど、浦賀と同星じゃ可哀想か、と上乗せして
しまった。そもそも浦賀の星数が間違ってたんじゃないのか、自分。