愚者のエンドロール 米澤穂信

 このシリーズはどれもタイトルが巧いですね〜。

 制作途中で脚本家が倒れてしまい、完結させられない学生映画の結末を
推理する古典部。色々な推理が出て来ますが、私はホータロー推理が好み
のセンです。目新しくはないけど。

 ホータローのお姉さんさあ...。この人一体何なんだ?シリーズ一番の謎
はこの姉だな〜。

 古典部シリーズは本気で推理したり伏線を拾ったりしないでサクサク読
める軽い読みものという位置付けで楽しめるけれど、そろそろやはり「ボ
トルネック」や「さよなら妖精」の様な「わ、きっつ...。」というしんど
くて重たい読後感なものも読みたいぞ〜。

 星3個。