ラットマン 道尾秀介
私が常々ひっかかっていた道尾作品への不満が解消されたわけでもない
し、キャラ達が誰が誰やら解りづらく、会話文も誰が喋ってるんだかわか
らないところが多かったり、と粗もあるのだけれど、畳み掛ける様な伏線
の回収がとてもテンポが良くキレイにまとまっていたのでそういった粗を
深く追求する前にサラリと読み終わってしまいます。
し、キャラ達が誰が誰やら解りづらく、会話文も誰が喋ってるんだかわか
らないところが多かったり、と粗もあるのだけれど、畳み掛ける様な伏線
の回収がとてもテンポが良くキレイにまとまっていたのでそういった粗を
深く追求する前にサラリと読み終わってしまいます。
読者を「驚かせること」と「切なくさせること」のバランスも良いし、
過去と現在の構成、錯綜する思い込みや勘違いもとても吸引力があり、面
白い。力作です。
過去と現在の構成、錯綜する思い込みや勘違いもとても吸引力があり、面
白い。力作です。
星3.7個。