百万のマルコ 柳広司

 今日は久々に読了物があるぞ。弁当ブログから漸く本来のミステリ感想
ブログに復帰だもんね。

 とーっても面白かった!

 ジェノヴァの獄中で囚人仲間に不思議な物語を語る<百万のマルコ>こ
マルコ・ポーロ。彼の物語にはいつも不可解な謎があり、囚人達は真相
を推理することでひととき退屈を忘れるのだった...。

 一話一話の長さと謎度が程よくて後をひく。ちょっとした頭の体操をし
ながらマルコの洒落心や機智にニヤリ。文庫書き下ろしっていうのもいい
ですね。こういう短編集は持ち歩いてちょこちょこ読みたいもの。

 某書以来暫く何も読む気にならなかったけれど、復帰が本書で良かった
なあ。ここでダメージ受けてたら本格的に弁当ブログになるところだった
よ〜。

 星4個。