連載小説 ドブなロク道<いけずの料理研究会>流水館へ 第二話
※諸事情により小説仕立てでお送りします。小説はウザイ、要点だけ追い
たい、という方々のため要点を太字で記載しますのでご活用下さい。※
たい、という方々のため要点を太字で記載しますのでご活用下さい。※
■■■第二話■■■
翌朝、僕は起床と同時に昨日仕込んだドブ□クのチェックに向かった。
翌朝、僕は起床と同時に昨日仕込んだドブ□クのチェックに向かった。
蓋を開けると依然としてイーストの臭いはするが、やや日本酒の香りが漂
う。夕べは粒がくっきりしていた米が、若干崩れてべちゃっとしている。
容器をゆするとたぷたぷと水分の感触。だんだんと液状になってきている
のだ。耳を済ますとぴちぴちかわいい音が聞こえるではないか!
う。夕べは粒がくっきりしていた米が、若干崩れてべちゃっとしている。
容器をゆするとたぷたぷと水分の感触。だんだんと液状になってきている
のだ。耳を済ますとぴちぴちかわいい音が聞こえるではないか!
「うひょ!発酵してるじゃ〜ん!良い感じ〜!!」
いつの間にか白菊先輩が起きて来ていた。喜びのあまり小躍りしている。
そんなことしてないで早く顔を洗って化粧をして欲しい。まゆ毛がない顔
は恐いぞ。
いつの間にか白菊先輩が起きて来ていた。喜びのあまり小躍りしている。
そんなことしてないで早く顔を洗って化粧をして欲しい。まゆ毛がない顔
は恐いぞ。
その夜。
仕込んでから丸一日が経過した。撹拌のため、ドキドキワクワクしなが
ら蓋を開けた。白濁した水分多めのおかゆ状である。朝ぴちぴち言ってい
た音はさわさわしゅわしゅわ。ソロ演奏が四重奏になったくらいの音の差
だ。
ら蓋を開けた。白濁した水分多めのおかゆ状である。朝ぴちぴち言ってい
た音はさわさわしゅわしゅわ。ソロ演奏が四重奏になったくらいの音の差
だ。
撹拌。緊張の一瞬である。お玉を手に取り、容器の中へ...。
とぷん
液体である!かなり液体だ!興奮しながらぐるぐる混ぜる。満足して僕
は蓋を閉めた。お玉を横から奪い取った白菊先輩は一瞬の逡巡ののち、お
玉についた液体を口へ。
は蓋を閉めた。お玉を横から奪い取った白菊先輩は一瞬の逡巡ののち、お
玉についた液体を口へ。
「ふ、ふつーにお酒の味がする...。」
唐突だがここで軽くおさらいしておこう。
今回果汁に相当するのが米なのだが、米にイーストを混ぜただけでは酒
にはならない。ここで米麹の登場である。米麹が米の澱粉質を糖に分解し
てその糖をイーストがアルコールに分解。これが同時進行で行われるのが
酒作りの原理である。ヨーグルトを入れるのは乳酸菌添加のため。乳酸菌
は酒作りを邪魔する雑菌を駆逐してくれる。
にはならない。ここで米麹の登場である。米麹が米の澱粉質を糖に分解し
てその糖をイーストがアルコールに分解。これが同時進行で行われるのが
酒作りの原理である。ヨーグルトを入れるのは乳酸菌添加のため。乳酸菌
は酒作りを邪魔する雑菌を駆逐してくれる。
ぬか床に多少雑菌が入っても無問題なのは乳酸菌のおかげである。ちな
みに人間はお母さんのお腹の中で乳酸菌に覆われ守られているのだとか。
乳酸菌は非常に強いのだ。ん〜!菌の働きって面白い!
みに人間はお母さんのお腹の中で乳酸菌に覆われ守られているのだとか。
乳酸菌は非常に強いのだ。ん〜!菌の働きって面白い!
この物語はフィクションです。画像はCGです。登場する白菊と実在の
しら菊は別人です。
※日本では無免許でアルコール度数1%を越えるお酒を作ることは自家用であっても違法です。
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↓未読ですが、今回参考にしたサイトがこれを下敷きにしている様なので。