君の望む死に方 石持浅海

 んもう、どんだけ優佳女史賛美なんだ。良くも悪くも「らしい」、石持
節全開の優佳シリーズ。ファンは好きだろうし、アンチな人は...。

 着想は今回も悪くはない(登場人物の考え方にリアリティもないし同調
は出来ないけれど)し、批判が多そうな優佳の対処やぼかしたラストも私
は面白かった。あ、優佳さん、そう来ましたか!わはは、と言った感じ。

 でも、そこはやっぱり石もっちゃん。イラッとする部分はいつも通りな
のよ。登場人物(優佳じゃないんだけど)にクスリ、と笑われた日にゃ〜
「アンタは蘭子かあ〜〜〜!!!」と本を投げたい衝動が...。

(他にもイラっとポイントに関して記述しましたが、毎度言ってる事の様
な気がしたので割愛します〜。)

 あと、まあ、やっぱり、フィクションですから設定やトリックはどれだ
け荒唐無稽でも良いのだけれど、人間の考え方が根本的に有り得ない設定
なのはどうなのかな、とも思ってしまう...。

 星...、察して下さい。