月蝕姫のキス 芦辺拓

 なにごとも論理的に考えないと気が済まない暮林少年の探偵譚。

 前半の図解入りロジックの応酬は面白かった。このままロジックロジッ
クで攻めてくれると論理好きの私は期待したのですが、後半だんだんと怪
しい展開に...。


 はふう〜。

 この人が!という真相も良かったし、決してつまらくはなかったのです
が終盤のあの展開、あの装置、いまいちイメージ出来ず。ピンと来ません
でした。おばちゃんの想像力じゃ無理だったわ〜。本書の対象年齢である
少年少女の豊かな想像力ならモリモリとイメージ出来るのだ!きっと!し
ら菊撃沈。

 星3.5個。
(↑どう点数をつけて良いかわからない作品の時によく出る無難点数)
 
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