追想五断章 米澤穂信
ふんぬ〜〜〜!!面白かった!やっぱり穂信は良い!好きだ!
サラリと読める連作短編集かと思ったら、一つの物語でした。父の残し
た小説を探す娘とそれにかかわることになった古本屋の青年。謎めいた作
中作、父親の過去、母親の死...。
た小説を探す娘とそれにかかわることになった古本屋の青年。謎めいた作
中作、父親の過去、母親の死...。
粋ですよ!謎の明かし具合が。短編を一つ見つける毎に過去が解きほぐ
されていくそのテンポがとても良い。作中作のシュールさも良く出来てる
し、漂う寂しさや切なさ、不安感も巧い。乾いた文体も好き。エンタメを
離れてもっと文学寄りのものを書いてもいけるんじゃないかなあ。古典部
や甘味シリーズの様な軽いものも巧いけれど、やっぱり私は穂信のダーク
さや哀しさがある重い方の作風が好きです。
されていくそのテンポがとても良い。作中作のシュールさも良く出来てる
し、漂う寂しさや切なさ、不安感も巧い。乾いた文体も好き。エンタメを
離れてもっと文学寄りのものを書いてもいけるんじゃないかなあ。古典部
や甘味シリーズの様な軽いものも巧いけれど、やっぱり私は穂信のダーク
さや哀しさがある重い方の作風が好きです。
星4個。
一つ不満をあげるならば装画が好きになれない....。