沖縄の珍味『チラガー』

 はじめて沖縄に行ったのは小学生の頃。シークワーサージュースとソー
キそばがとても気に入りました。その後沖縄にも行ったし東京の沖縄料理
屋に行ったりもしてゆし豆腐やフーチバジューシー、タコライス、ブルー
シールアイス等沖縄グルメでフェイバリットも増えたけれど、自分で開拓
するのはそこどまりでした。

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 チラガー。豚の顔の皮。薫製とか色々あるけれど、甘辛く煮付けたもの
が食べ易いと思います。

 チラガーとか豆腐ようとか古酒とか、私にディープな沖縄の味を教えて
くれたのは以前一緒に働いていた沖縄出身のHちゃんです。海ぶどうが養
殖と天然でこんだけ味が違うんだ!っていうのも彼女から教わりました。

 ミミガーはコリコリさっぱりしているけれど、チラガーはぷるんぷるん
コッテリムチムチしています。牧志公設市場に行くと顔からはいだまんま
の形のも売っていて、Hちゃんはそういうのを自分で切って職場に持って
来てくれた様なのですが、さすがに顔と見つめ合って格闘する気力のない
ヘタレな私は銀座のわしたショップできざんだものを買って来ています。
濃くていちどに沢山食べられる味でもないので、核家族さんはパックごと
冷凍して食べる分だけ包丁で切ってレンジで解凍するのがお勧め。

 これがね、きときと油っぽくて、一見げげげっ!て思うのだけれど、焼
酎と合うんです。豚の油を焼酎がするっと洗い流してくれるの。年に一度
夏には恋しくなる味。お肌の乾燥なんか一発で解決するコラーゲンと油の
珍味です。