死体を買う男 歌野晶午

 作中作の時代設定が好みだったので面白く読めました。謎は一応
納得のいく形で解けたんですけど、このタイトルってどういう意味?
「死体を買う」の死体は例の死体?買うってどういう意味?死体と
いう言葉は何かのメタファー?私何か肝心な所を読み落としていま
すか?

 歌野さんは本当にいろいろとバラエティーに富んだ作風で書かれ
ますね。大変なことですよね。

 あちこちの書評ブログで本書に関してそれはネタばれ?と思える
記述を見かけました。ひどいところは○○の××トリック、って思
いっきり書いていました。○○な登場人物が出てくる時点で彼等が
××するんじゃないの、って皆思うだろうからこのくらいは良いの
かなあ。これから読む人は御注意あれ。

 星3個。