石の繭 麻見和史

期待せずに読んだらとっても面白かった~^^

警察小説の体なのですが、謎解きの根底に流れるスピリッツは本格。なるほど、
警察小説と本格、とか社会派と本格って必ずしも相容れないものではないのです
ね。両方が味わえたって良いんだよなあ。

後から考えてみれば無駄なものは何一つなかった、という程のさまざまな伏線。
読み易くて読了までにそれほど時間がかからないので序盤の伏線も全部覚えてい
られて、そういうことだったのか!ときちんと驚ける。凝った伏線でも読者が最
後まで覚えていられないのは駄目だと私は思っているので本書はそういう点でも
良かったです。佳作だと思いました。キャラの立ち具合も丁度良い。

星3.8個。

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