真夜中のタランテラ 麻見和史

童話赤い靴に魅せられた義足のダンサーが赤い靴の物語に見立てられて殺された。
その着想と設定はとても良かったと思います。

良かったのだけれど、どうにもこうにもこれだけ義足の人が狭い範囲に大勢集ま
るかっていう大前提が受け入れられませんでした。主人公が妹が義足になったこ
とをきっかけとして義足メーカーに勤めて、そこで人脈を広げたのだから、と一
応の理由付けがあるけれど、それにしても不自然!と義足の人が出て来るたびに
いちいち引っかかってそこで気が散ってしまった。

犯人のヒントを中盤であからさまに出し過ぎですね。ああ言われれば注意散漫に
他の本と並行しつつある程度のスピードでざーっと読んでる私でもわかっちゃう
よ。犯人の動機にまつわる物語は良かったです。

星3.4個

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