メルカトルかく語りき 麻耶雄嵩

ふはははは、これでこそメル。これでこそ麻耶さん。隻眼よりノレたー。

仮に謎を解かなかったとしても出てきただけでテンションの上がる探偵がいます。
榎木津であり御手洗であり真野原であり。そしてこの人、メルカトル鮎

私は麻耶作品のどんなところが好きなのかな、って言えばそれは食えなさ。こい
つ食えない奴だなあ(苦笑)っていうあの感じ。それはメルというキャラに対し
てでもあり作者に対してでもあり。そんな食えなさが存分に発揮された短編集。
各話それぞれ唖然とさせられるのですが『答えのない絵本』には参りました。あ
の細かい細かいアリバイ崩しは『木製の王子』を思い出させる。私って学ばない
なあ。これはメルなんだからって心構えをしていた筈なのに、やはり心のどこか
でまっとうな解決を期待していたのか。毎度あわあわしてしまうのだ。

ミステリも登場してから170年を数え、ありとあらゆるバリエーションも出尽く
した感があり、もうそれほど目新しい手はないのではないか、なんて思う昨今。
でも、まだこういう手があったかと。勿論メルにしか出来ないことなんだけど。
やっぱり麻耶さんちょー好きだー^^

星4.3個。

これだけ麻耶さん好きだのメル万歳だの(そこまでは言ってないw)言っておき
ながら私『メルカトルと美袋のための殺人』を途中までしか読んでない様な気が
してきました。これは持ってた筈、と本棚捜索中^^;でも出て来ない^^;;

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