ジェノサイド 高野和明

さーて!久々の読書感想は高野さんだ。図書館で予約して回って来るのを待つ間
に何か賞を穫った様でかなり話題になっていました。安定して面白い高野さん。
本作も濃くて読み応えのある大作。とても面白かったです。

本の楽しみ方は自由だし人それぞれだとは思うけれど、ホラーやサスペンスが得
意な高野さんの本の楽しみ方の王道はやっぱりハラハラドキドキしながらのぐい
ぐい一気読みだと思う。本書も主人公である大学院生研人の死んだ父親の残した
謎を中心に特殊部隊の傭兵イエーガー、難病の子供、人知を超えた知能の存在、
たびたび研人やイエーガーが陥る窮地、ドキドキさせる仕掛けは充分。

なのですが、わたしはあまりドキドキせずまったりのろのろと読み進めてしまい
ました。何故ドキドキしなかったのかというと、登場人物達をスルっと信じられ
てしまって、ああ、このメンバーでこの作戦がうまくいかない筈がないな、絶対
大丈夫だ、と思ってしまった。疑うのが信条のミステリ読みが本を読んでいて登
場人物をここまで自然に信じられるなんて幸せな体験なんだけど、でももっと危
うく感じてドキドキしたかったの、と言ったら贅沢でしょうか~^^;

星3.9個。

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