天帝のあまかける墓姫 古野まほろ

あは、あはははは、あはーっはっはっは!!!

これだけで感想やめようかと思ったんですが(たぶんファンにはこれでニュアン
スは通じる)それもあんまりなので。

講談社ノベルスから幻冬舎へ移籍しての第一弾。天帝シリーズとしては第五弾と
なる本書。一段組みで会話、改行の多かった講談社版より二段組で密度が濃く、
かなり読了までの時間を要するものとなっています。

舞台は古野まほろと穴井戸栄子の乗った超音速旅客機おおろら機上。優雅な空の
旅を楽し...むなんて出来る筈もなく、お約束の展開、ハイジャックだああ!うげ
らぽん!

読者への挑戦が4回挟まれる本書。本来ミステリとして評価すべきなのでしょう
が、私は天帝シリーズの頸草高校ブラスバンドのメンバー達のダラダラくっちゃ
べる場面が好きだったので登場メンバーがまほと栄子だけという事態になかなか
ノレず、いまいちだなあ、これ、やっぱり電車とか船とか飛行機じゃなくて学校
で事件が起こって欲しいなあ。なんて思いながら読んでいました。楽器を持って
こそのまほろであり栄子である、とも。それでも最後まで読めば多いに満足して
あはーっはっはっは!となってしまうのだからやはり私はまほろ信者なのでしょ
う。証明終わり。まほろが小説を書き続ける限り、しら菊追い続ける所存。ぞな
もし。

あ、いつものことですが私の様にノリで読むタイプではなくきちんと謎解きをし
たい御仁は最初から注意深く読むなりよ。

星4個。

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