人面屋敷の惨劇 石持浅海

石持浅海が館モノを書いたぞ!というふれこみに思わずノリノリで押さえてし
まった本書。館ものっちゃー館ものなのでしょうが、普段の石持ミステリが館
調の舞台で起こるだけ?っていう...^^;

終盤までは楽しく読めたのですが終わり方がなんというか、はあ、これ。以前
の私だったら、いやああああー!こういう終わり方嫌いいいいー!って叫んで
終わりだったと思うんです。過去作につけられた「胸を打つ感動と美しい謎」
というコピーに背筋がぞわぞわした私としては。でも『耳をふさいで夜を走る』
を既読の私はこの展開でこのラストに結びつけるのは石持さんの黒さであり、
狙った悪趣味であり、いたずら心なのではないかと思う。石持さんにやられた
わ。この人天才や。

このラストを美しいと解釈して感動しなければいけないなら星2.5個だけど、
ふふっ^^と笑って良いなら3.8個。

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