2006-01-01から1年間の記事一覧

さよなら純菜 そして、不死の怪物 浦賀和宏

出遅れましたが読了しました!八木シリーズ最新刊! あんまり評判よくないですね..。不在ですか、猫。 悪くない、悪くないよ。と思いました。悪いとすればそれはこの 無茶苦茶な刊行スピード。出せば売れる作家というわけではないの にこのペースで質を顧み…

十一月 新橋演舞場 昼の部 その三

「弁天娘女男白波」 昼の部締めはお楽しみ、弁天小僧です。 お家芸だし、この芝居は代々の尾上菊之助のためにあると言って も過言ではありません。成田屋の助六と同じですね。弁天小僧は菊 之助であり、菊之助こそが弁天小僧なのです。数年前までは初々し く…

エスプレッソ

コーヒーチェーンは数あれど...。 一番好きなのはセガフレード。 スタバでもタリーズでも大抵ミルクの入ったラテやカプチーノを 飲みますが、ここはミルクを入れなくても充分美味しいのでエスプ レッソをよく飲みます。疲れ気味の時はショットアルコールを注…

ネイルアート

じつは... ミステリと歌舞伎の他にも趣味がございます それは...ネイルアート。 編み物とか細かい手作業がもともと好きだったので 爪もサロンに行かず全部自分でやります この週末は友人の結婚式に出るため、ちょっとがんばっちゃいました 土台はクリアのア…

虚無への供物 中井英夫

不思議な作品です。読んでいる間は「長いなー、終わらないなー (はやく浦賀読みたいのに)」と思っていましたが、いざ読み終 わってみるとあの物語世界から外へ出てしまった一抹の寂しさがあ りました。嫌いだった筈の久生に会いたくなって、すぐにまたパラ…

十一月 新橋演舞場 昼の部 その二 後編

昨日は勧進帳に対する思い入れを語っているだけで終わってしま いました。ようやくここからが今回の勧進帳の感想です。 海老蔵の弁慶は何度か観ましたが大分力みや固さがとれた様に思 います。何年か前に観た時は気負いが痛かったのですが、今回は安 心して…

十一月 新橋演舞場 昼の部 その二 前編

「勧進帳」 はじめて観たとき、この演目が何故そんなに愛され、繰り返し上 演されるのかがよくわかりませんでした。綺麗なお姫様も傾城も出 て来ないし、大道具も派手に回ったりしないし、あの人が実はあの 人だった、みたいなストーリーに面白い仕掛けもな…

十一月 新橋演舞場 昼の部 その一

「番町皿屋敷」 松也たんの腰元姿に萌えーーー!! といきなりこんな出だしで失礼しました。でも、ホントに萌えま した!!まだ若さゆえの瑞々しい煌めきがある年代ですが最近ぐん ぐん巧くもなっているので満足の見応えです。ガンバレ!ガンバレ 松也! そ…

感謝感激20000hit!!

20000HIT達成しました〜!!! ちょくちょく来て下さる皆様も一見さんもどうもありがとう!! そんな皆様に支えられてここまで来ました。 これからもどうかどうか宜しくお願いします それからいつも私に書きたいという気持ちを与えてくれる 素敵な歌舞伎役者さ…

フリッカー式 佐藤友哉

先に読了した「水没ピアノ」と「飛ぶ教室」で大層驚きましたの で、本書ではあまり驚きませんでした。あれも、これも、まあ佐藤 友哉ならその位の事はあり得るな、と思ってしまった。でもこれが デビュー作なんですよね。編集者がいきなり賞の応募作として20…

ウロボロスの基礎論 竹本健治

最近どっぷりウロボロスです。純正音律を読む準備として偽書と 基礎論を続けて読んだら感化されて「虚無への供物」買っちゃいま した。 一作目より、さらに謎は混沌と、ばかばかしい部分はばかばかし く。一作目を読んだ時は相当いっちゃってるなー、と思い…

カンニング少女 黒田研二

クロケンの青春もの。友達のためにそこまでやる?っていう青春 ものっぽい熱いお話です。熱いけど押し付けがましくなくてミステ リ的な謎もあって、荒唐無稽なカンニング方法が出て来たりしてサ ラリと楽しく読めました。皆さんが気になったと言っている脇役…

「赤い指」は未読ですが「赤霧島」は呑みました

ミーハーな感じでちょっとお恥ずかしいのですが...。 毎年この時期のお楽しみ。赤霧島。今期は二本入手しました。 好きなんです。赤霧島。最近ではネットで結構なプレミアがつい たりもして、転売目的で買う人もいるようですが、私は普通に近所 のスーパーで…

眠りの牢獄 浦賀和宏

応援団の皆様11月は浦賀コールですよ。 もういい加減読むものないだろ、と思っていた浦賀。まだあった! 図書館で未読のシリーズ外作品発見! やられた...。 それも「巧い、やられた!脱帽!」っていうのではなくて、「ちっ くしょう、騙された....。やりゃ…

ウロボロスの偽書 竹本健治

ア、「そこはそれ...」 べべんべん...!(←三味線) 面白~い!!酉つ九姐さんの決めゼリフ、気に入っちゃいました! 是非是非芸者、舞い鶴さんや猪口奴さんの中にしら菊も混ぜてほし い~~。 最近読書感想が滞っていたのはコレを読んでいたせいです。幾度 …

栗の渋皮煮 完成! (レシピ付き)

成功しました~。渋皮煮でーす。来年の自分のために、そして 「渋皮煮」で検索したら色々な作り方が出て来て迷っちゃったアナ タのために、レシピを書いておきます。 一日目夜 軽く茹でた(10分位)栗の鬼皮を剥く 重曹を小さじ一杯位入れて茹でる。7~8分…

栗の渋皮煮 絶賛煮含め中

今年も煮ています。栗の渋皮煮~。 ネットで検索すると色んな作り方が出て来て迷うんです。 一日水にさらす?半日?重曹でゆでこぼすのは一回?二回?? その後茹でる時間もサイトによって様々。結構な幅がある~。 .....てことは! 要点さえおさえれば案外…

十月 歌舞伎座 夜の部 その二

「梅雨小袖昔八丈」 夜の部大トリは髪結新三。ちょっと季節はずれですが、幸四郎初 役とのことで期待が高まります。これはどうしても菊五郎のイメー ジが強くて幸四郎を観ていても新三ではなくいがみの権太に見えて しまう...。菊五郎よりも若干早口なのか?…

人形は遠足で推理する 我孫子武丸

ほのぼの~。なんだかミステリ読むのも疲れたなあ、と思ったの で軽めの物を読みたいと思い手に取りました。 睦月の勤める幼稚園の遠足に嘉夫鞠夫コンビが同行したところ、 なんとバスジャックに巻き込まれてしまいます。なにがほのぼのっ て必要最低限しか…

十月 歌舞伎座 夜の部 その一

「仮名手本忠臣蔵 五段目、六段目」 昼の部はクビキリでしたが、夜の部はハラキリです。密室トリッ クこそないけれどかなり歌舞伎って物騒ですよ。何度も何度も見て いる仮名手本忠臣蔵。飽きません。これはいつ観ても面白い。 ハラキリ勘平は仁佐衛門。勘平…

クビツリハイスクール 西尾維新

犯人もトリックも結構ベタなんですが、キテレツなキャラと舞台 に目くらましさせられて気付けなかったです。処女作を読んで森博 嗣の影響を色濃く感じましたが、本作も「これってパク...!?」と 思う程。トリックは某作品、まんまですよねえ。 彼は森博嗣ファ…

十月 歌舞伎座 昼の部 その三

「一谷嫩軍記 熊谷陣屋」 先月の寺子屋に続いて今月も首実検です。重いです。よよよ、と 泣きの演目。自分が元気な時はしっとり感動系の演目も良いんです けどね。疲れている時はしんどいです。観ていて幾度か気が散って しまいそうになりましたが先月の寺子…

こわれもの 浦賀和宏

いやあ、軽かった軽かった。京極堂の二段組を読んだあとのこの ボリュームはあっという間でした。 特別良い!って程でもないけど大きな減点ポイントもあんまりな いです。サスペンスなどきどきあり、意外な展開ありの程々な作品 でした。浦賀氏お得意のオタ…

十月 歌舞伎座 昼の部 その二

「寿曽我対面」 二幕目は一番楽しみにしていた対面。こういう華やかな演目大好 きです。今回なによりもキャストが良いですよね。海老蔵の五郎に 菊之助の十郎、團十郎の工藤。化粧坂小将が萬次郎なのも気が利い てる。大磯の虎はもう少しキレイどころにして…

邪魅の雫 京極夏彦

うふふふふ。面白かった。 今回随分いつもとおもむきが違います。関口はドロドロと悩まな いし、京極堂は延々何十ページも蘊蓄をやらず、憑き物落とし自体 も地味目。探偵もなかなか出て来ません。 実際に事件を追うのは青木と益田。次々と起こる事件、ごち…

十月 歌舞伎座 昼の部 その一

葛の葉 今回海老蔵と菊之助の対面ばっかりが楽しみで他の演目はノー マークでしたが瞠目の面白さだった葛の葉。物語自体の面白さ、演 出の良さに加えて私の中では脇役のイメージが強かった魁春(襲名 したことに慣れずにどうしても未だに松江と言ってしまう…

秋の更新滞り週間

更新が滞っております! ひとえにこやつのせいです...。 腕がだるいのはこやつと、昨日5年ぶり位で行ったカラオケで振ってたタンバリンのせいです...。

λに歯がない 森博嗣

モヤっとー!モヤっとー!モヤっとー! 決してここでスッキリさせてくれるとは思っていませんでしたが、 これまた随分とモヤっとさせてくれたもんです。 シリーズ物というよりは既に長い話の一部分くらいのボリューム しかないGシリーズ。今回もまた、大きな…

紅玉の火蜥蜴 秋月涼介

ついてて良かった。登場人物一覧。名前ややこしいです。 可もなく不可もなく、と思いましたがこれだけの厚さで始めて読 んだ作家で二段組みで最後まで読めたということ自体がかなり「可」 です。火に魅せられる描写など下手にやられるとこっぱずかしくて 興…

九月 歌舞伎座 昼の部 その三(寺子屋)

「寺子屋」 寺子屋。なんでこればっかりこんなにしょっちゅう演るんでしょ う?観たい演目と抱き合わせになっていることが多いので観ざるを えないんです。もうべそべそ暗いし、誰がやってもさほど演出に差 はないので飽きたし。寺子屋って言ったら涎くりを…